AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF] MACRO【A20】

タムロンの手ぶれ補正付き高倍率ズームです。元来ズームレンズ愛好派なのに高倍率ズームは、「いくらなんでもここまで倍率稼ぐと駄目だろう」と食わず嫌い状態でした。まぁズームレンズ初期の2倍がいいところ、頑張っても3倍までという偏見も否定できません。勿論、現在のズームレンズというかバリフォーカルレンズはずいぶんと進歩しています。それでも出来の良い単焦点レンズに比べるとちょっと落ちるのも事実ですし。

しかし、5DMk3の高感度特性の改善と手ぶれ補正があれば開放が多少暗くてもなんとかなる様になったし、現在手もとにあるEF70-300 がめっきり出番の減っていること、一方鬼瓦コレクションには携帯性の良い長玉が必要なんだけどなどなど、まぁいろいろ言い訳しながら「在庫僅少」の文字につられて注文しちゃいました。(近いうちに超音波モーターのが出るのでしょうか)

で、A20。ピクセル等倍でみるとEF24-105Lに比べればちょっと甘さがみられますが、(微細な手ぶれのせいもあるかも)EF70-300にはひけをとりません。で300mm領域でも相当に寄れますのでテレマクロ的な使い方ができます。EF70-300は最短撮影距離が最大の不満だったのですが。つまり300mmまでの焦点距離では完全にEF70-300に取って代わるレンズです。逆光特性などは、まだこれから評価になりますけど第一印象としてはなかなか良好で、常用レンズになりそうな予感。

ま、これを常用にすると広角域を補うのワイドズームとのコンビになるのでしょうか。

いろいろ撮影してみると広角側では、結構色収差がめだつことがわかりました。

辺縁部の街灯など特定の条件下ですが、注意が必要でしょう。

色収差をみるとケミカルシフトアーチファクト、と思ってしまうのはMRI屋さんの性でしょうか。